【桜島】エネルギー充填90%!
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こりゃ,いつでも,大正級大噴火モードじゃな
相変わらず,ハイピッチでマグマを溜め込んでおるのぉ
10年とは言わず
5年,へたっすっと3年で,大正大噴火級のイベントに遭遇するかもしれんなぁ
この辺も,えらい火山灰が降るじゃろて(汗
桜島:火山活動活発、どうなる 昨年、観測史上最多548回の爆発的噴火
鹿児島市の桜島(標高1117メートル)は昨年、観測史上最多の年548回の爆発的噴火を記録し、活動を活発化させている。今年もすでに300回を超えた。2月に開かれた火山噴火予知連絡会では、昭和火口からの溶岩流出の可能性に初めて言及した。桜島の今と今後の見通しを探った。【石塚孝志】 「桜島は、おおむね200年ごとに20億トン級の灰や溶岩が出る大噴火、約30年ごとに2億トン級の噴火があった」と京都大防災研究所火山活動研究センターの井口正人准教授(火山物理学)は指摘する。文明(1471~76年)、安永(1779~82年)、大正(1914年)と、過去に大噴火を起こしてきた。 また、1946年の昭和噴火は約2億トンの溶岩や灰が放出され、80年代を中心に南岳山頂で続いた噴火では、溶岩の流出はなかったが、約20年かけて約2億トンの灰が放出されたという。現在、大正大噴火からは約100年、80年代の噴火からは約20年が経過した。 気象庁によると、鹿児島の錦江湾の下の姶良(あいら)カルデラの深さ約10キロ付近に主マグマだまりがあり、年間約1000万立方メートルのマグマが地底から供給されている。そこから南にある桜島南岳の直下約5キロのマグマだまりに流れ、東斜面にある昭和火口で噴火が続いている。気象庁のほか、国土地理院や京都大などが地震計や傾斜計、GPS(全地球測位システム)などで地盤の変化や噴火の様子などを常時監視している。 地下にたまるマグマの量は、地盤の隆起や沈降の変化から推測できる。京都大が姶良カルデラ西縁の水準測量の基準点を調べた結果、1890年を基準にすると、大正大噴火直前までに約30センチ隆起したが、直後に約85センチ沈降。その後、マグマの蓄積は続いたが、昭和噴火のあと約10センチ沈んだ。大正大噴火では約13億4000万立方メートル、昭和噴火では約1億8000万立方メートルの溶岩が流出したという。 地盤の隆起は、80年代を中心に一時安定した。南岳で噴火が相次いだ時期に相当し、地底から供給されるマグマと放出される灰の量が同程度だったとみられる=グラフ参照。気象庁によると、姶良カルデラの下のマグマだまりには今、大正大噴火直前の約9割のマグマがたまっていると推測されるという。 ◆三つのシナリオ 桜島は、06年6月に58年ぶりに昭和火口が噴火。昨年10月ごろから活発化し、同11月の噴出物からは、従来のマグマとは違う新しい成分が検出された。井口准教授は「桜島直下に新しいマグマが入ってきた証拠。姶良カルデラのマグマの一部が昭和火口に向かって動き始めている」と話す。 たまったマグマは、いずれ灰や溶岩の形で放出される。主に三つのシナリオが考えられるという。 (1)80年代のように、南岳山頂火口で爆発的噴火活動が再開し、灰を長期間放出する(2)昭和噴火のように、昭和火口が噴火し、溶岩が流れ出る(3)大正大噴火級の噴火が起き、20億立方メートル級のマグマが山腹から放出される--。 (1)のケースでは、大量の灰が市街地や農地に降り積もるが、マグマの供給量と放出量のバランスがとれ、大噴火にはなりにくい。住民の避難が想定されるのは(2)と(3)のケースだ。 (2)では、すでにマグマだまりから昭和火口までの道があるため、顕著な前兆現象なしに噴火する可能性があるという。しかし、昭和火口の直径が小さく、大正大噴火級の溶岩が大量に流れる可能性は低い。また、溶岩の粘度から、ふもとの民家まで届くのに1~2週間かかるという。 最も影響が大きいのが(3)。大正大噴火では、大規模な地殻変動があったとみられ、数日前から地震が続いたり、マグマの蓄積で火山内部の圧力が上がり、地下から多量の二酸化炭素がしみ出したり、井戸水の水位が異常上昇するなど多くの前兆現象が確認された。 ◆大正規模なら予測も 気象庁は、おおむね10年程度以内に、避難対策が必要な規模の噴火が予想されるとした上で、予測の手掛かりとなる経験や知見から大正大噴火と同規模であれば予測は可能としている。 井口准教授は「100年先は別として、現時点で(3)の可能性はまずない。マグマだまりの位置や蓄積量も推定され、今後起こりうる噴火も予測できるようになった。最大の課題は、噴火地点である南岳山頂や山腹地下へのマグマの移動をいかにとらえるかだ。わずかだが、姶良カルデラのマグマが動き出しているのが現状」と話している。 |
毎日新聞 |
コメント
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